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                    コスト削減ニュース
                     ” 削減のトラ ”
                    − コスト総研 −
                    【配信部数 667部】
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      −−−−−−−− Vol.16/ 2004−3・12−−−−−−−

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コスト総研は、投資を伴わないコスト削減ナレッジ及びESCO方式でのコスト削減シス
テムの開発・評価・普及を通じてコスト削減ビジネスの社会的位置付けを高め、同時
にCO2削減による地球環境の改善を目指します(^◇^)

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                   ≪ トラの独り言 ≫

世の中、新聞記事を妄信的に信じる方が多過ぎます。こちトラ、省エネ14年。
この世界を十分に知らない新聞や経済記者が、正しい記事が書けるのか?暫くは
見た目は素晴らしい画期的なシステム・仕組みで新聞等に取り上げられ評判に
なった記事の”裏側”に迫ってみます\(^o^)/
と書いたのが前々回。
「内容が濃すぎで・・・・。」との声があったと書いたのが前回。
そんな中、今回、大事な記事が日経新聞の1面トップに出てました。
”濃く”なりますが、新聞記事の正しい読み方を正しくお伝えすべく書き込みます。
その分、今回は1本に絞りました。

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[!]CONTENT
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 [01] 血迷ったか関西電力 ” 電源コージェネの影に怯え愚策を実施 ”
 
  [02] 2・3・4月の経費削減・ISOセミナー結果&予定

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[01] 血迷ったか関西電力  ” 電源コージェネの影に怯え愚策を実施  ”
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  【2004年3月10日 日経新聞 1面トップ記事】

 「 関西電、大口電力値下げ──昼間に最大20% 」

  関西電力は4月から、鉄鋼や化学など大口需要家向けの昼間電力料金を
 最大約20%引き下げる。
 ガスを使う自家発電システムの拡大や新規参入事業者の攻勢に値下げで
 対抗する。
 2000年3月に大口需要家向けの電力小売りが自由化されて以来、初の大幅な
 価格改定となる。
 4月の自由化拡大でガス会社などとの競争が一段と激化するとみられ、
 東京電力など他の大手電力の追随は必至だ。

  関電は年明けから鉄鋼、機械、化学など主要な需要家約100社と個別に
 交渉を開始。昼間電力料金の引き下げを打診しており、3月中に契約し4月
 から一斉に料金を改定する方針。

 【解説】

 正直驚きました。一方でやはり”10大電力会社は儲かっていたんだな”
 ”体力が有るな”と思いました。

 今回の決定の背景は、本年4月からの契約電力500KW以上の自由化、
 来年の50KW以上の自由化です。

 2000年の2000KW以上の自由化以降、流石の関電も特定規模電気事業者
 にお客様をとられていました。

 大阪府庁、兵庫県庁、京阪奈第二トンネルをエネット(NTTファシリティーズ、
 大阪ガス、東京ガスの共同出資会社)にとられていました。

 一方、関電は中部電力の管内に出かけていき、トヨタの一部の工場を中部電力
 から奪い、中部最大の家電量販店エイデンの電気をとろうと昨年来より毎月
 担当者を訪ねていました。

 さらに、足元では元社員が始めた日の出の勢いの日本最大の自家発電会社
 エネサーブや同じ大阪の上場自家発企業テスエンジニアリングに
 500KW〜2000KWの間のお客様を奪われつつありました。

 この様な流れの中、最終的には自家発電に廃熱利用を加えたコージェネ、
 それも電源としてのコージェネ普及の勢いが関電をしても脅威に感じさせ、
 この様な”愚かな決断”をさせたのだと思われます。

 「料金が下がるから善いんじゃないの?」 「それが、何で愚かなの?」
 との声が聞こえて来そうです。

 それは、今回の施策がいつものように関西電力の事だけを考えた、自分たちの
 利益だけを、生き残りだけを考えた決定だからです。

 国の『エネルギー基本計画』に沿った決定ではないと言う事です。

 国の施策に沿っていないと言う事は、いずれ行き詰まり、自らの首を締めること
 になり、結局は企業体力を失い、安くて良質(今のように極めて停電が少ない世界
 最高品質の)電気が供給できなくなります。
 迷惑を蒙(こうむ)るのは我々需要家であり国民なのです。

 国の『エネルギー基本計画』の骨子は
 @負荷の平準化
 AESCO方式での分散型発電の普及
 B省エネルギーです。

 今回のような、特定の規模の事業者のみを優遇する料金の値下げ(要は、自分
 たちが奪われているお客様の層だけを、他に取られるくらいなら利益を無視して
 してでも繋ぎ留めよう)をしてしまうと、

 @その皺(しわ)寄せは我々の多くが属する(もちろん家庭も含む)低圧契約の
  お客様に来ます。幸せになれません。

 Aせっかく離陸を始めた、国もバックアップしている”ESCO”事業をたちまち潰し
  てしまいます。せっかくのビジネスモデルが台無しです。今後のビジネスモデル
  も極めて組みにくくなります。

 本来、関電がすべき事は”サービス内容での勝負”です。

 こんなことをしていたら、最後は関電そのものが分散型発電に出て行くしかなく
 なり、最後に、タコが足を食うことになり、自分たちが泣くようになります。
 新聞にあったように、東電の追随は、個人的には甚だ疑問です。

 【 ”削減”トラの眼 】
 
 今回のコメントは、実は私の個人的なものというよりは、日本のエネルギー
 計画を中心的に推進している、今この業界で最も有名かつ影響力を
 持っている柏木孝夫先生(経済産業省総合資源エネルギー調査委員 
 新エネルギー部会部会長)のコメントを受けてのものです。

 私が、会社から2日間で30万円もの投資をしてもらい参加した”次世代エネル
 ギー・ビジネス戦略宣言”の中でのひとこまでの発言でした。

 これからの日本は環境問題を考えると大規模発電は出来ない環境になって
 きます。そうすると分散型発電しかありません。それも大振りの電源コージュネ
 です。これの推進の為のビジネスモデルとしてのESCO方式が、今回の関電の
 暴挙で壊れてしまいます。

 こんな事を続けていると結局は、分散型発電側も値下げに走り、電力会社は
 最後は大規模発電を捨て、分散型発電に出て行くしかなくなります。
 つまり、タコが足を食べる結果になり、自分たちの首を自らが締めることになる
 のです。

 ”風が吹けば桶屋が儲かる。”風で言えば、
 ”関電が特定規模のユーザーのみを優遇すれば関電が苦しむ。”

 こんな流れになるのです。

 こんなことを考えると、今回は世間や競合他社の反応や様子を見るために
 あえて関電が新聞社にリークした感じもします。

 なぜなら、部下が親しくしている関電の某営業所の方に直接電話して聞いた時の
 回答が「正直こんな話聞いておらず、現在本店に問い合わせ中です。」だったとの
 事から解ります。

 また、大手企業の担当者に言わせれば、「今でも関電は約款にない解釈や料金
 提示を個別にしてくるので別に驚いていません。」こんな感じです。

 『削減のトラ』が言いたいのは、我々は電力会社とは1年ごとの契約の電気の
 購買契約を結んでいる事を強く認識した上で、日本のエネルギー基本計画の
 流れの中で、より効率的なエネルギーを選択しなくてはならないと言う事です。
 それも、積極的に!!

 電力の自由化の中にエネルギーコストを大幅に下げるチャンスがあります。
 電力の自由化の中にに大きなビジネスチャンスが有ります。
 
 ”変化はチャンス”です。

 その為には世の中の流れに半歩早く乗る事が大事です。

 その為には勉強です。

 自己投資です。

 そんなことで、『電力の自由化』を勉強したい方の為に

 【 推薦図書 】

 1.『 電力自由化 そこが知りたいQ&A 新制度の徹底解説 』 
                           (社)日本電気協会新聞
部

 2.『 外から見た「電力自由化」 』       竹内 英次郎著

 3.『 新展開電力ビジネス 』         岩崎 友彦他共著

 4.『 エネルギー・マネジメント−ESCO、ESP−の潮流 』 
                            筒見 憲三他共著

 5.『 「電力系統」をやさしく科学する 』   電気新聞編 

 全て発行所は、社団法人 日本電気協会新聞部です。     

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[02] 2・3・4月の経費削減・ISO・次世代エネルギーセミナー予定
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■2月25日  大津商工会議所 「電気・ガス・上下水・通信・ISO」 講師 村井
   済    参加30名  好評       【主催】 京滋営業所 福田 
        *アンケート集計結果有

 
■3月 3日 金沢勤労プラザ 「ISO&経費削減」    講師 エフアンドエム
   済   参加希望3名 個別説明に切替え 【主催】 金沢 マイコム 坂井
        *個別説明を当日実施。3社中2社が具体的検討に。

■3月22日 沖縄宮古島   「建設業界ISO&経費削減」講師 エフアンドエム
  決定   参加予定10社             【主催】沖縄 山本儀

■3月下旬  岡山       「電気・ガス・上下水・通信・ISO」 講師 村井
 準備中   参加予定30名        【主催】 岡山第一営業所 塚村
 
■4月中旬 京都       「電気・ガス・上下水・通信・ISO」 講師 村井
 準備中   参加予定30名  【主催】 ウイットコミュニケーション 小林

■4月14日 埼玉       「次世代におけるエネルギー戦略」講師 村井
  決定   参加参加20名  【主催】 埼玉キワニスクラブ 例会&加盟店
                        長野 小須田

    
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